2011年4月19日火曜日

大東キャンプ記 その二 探険編


かごに入ってクレーンで吊られてヒューンっと。何はともあれ海のきれいさが半端ではない。


28日から八重山、宮古方面へ2週間の旅行を決めたので急いで書かなきゃ。


というわけで南大東島上陸。
港そばのキャンプ場に大荷物を置き、町へチャリを借りに行く。

<さっそくビロウの葉で掃除、島内美化をはかる。出来た嫁さん!>


<在所集落に到着。とりあえず乾杯!後ろのポスターはプルト君?>


チャリを借りてまずは地底湖探検へ。
大東島はほんの表層の赤土が黄砂で堆積した以外、ほぼ珊瑚が起源の隆起した石灰岩で出来ている。
石灰岩はスカスカな石なのであちこち穴があって、その穴の大きい所は洞窟状になる。
一般的な洞窟の中には一部の石灰質が解けて鍾乳洞化している部分があるものがあり、大変美しい、とともに鍾乳洞の成長にはとてつもない歳月がかかり、その悠久加減に感嘆してしまうものだ。
だが、大東島のそれは半端ではない。
一部が石灰質、ではなくて全部が石灰岩だからだ。
岩石の一部が鍾乳石、では無くて全面真っ白の鍾乳石が上から下からニョッキニョキなのだ!
そしてその鍾乳洞の奥深くには地底湖が存在する。
その水は雨水の溜まったものであると同時に無数の穴を通じて海に繋がっている。
地底には風も光も動物も、湖面を揺らす存在が一切無いため、比重の問題で表層は淡水、底の方は海水となっている。

<装備を整えいざその地底湖に向かうのだが・・・>













ただのサトウキビ畑の真ん中に、一部林が生えてますね。







林を覗き込むと鍾乳洞の入り口となる穴(ドリーネ)があり、









こんな具合で降りてゆき・・・












探険、探険。













奥深くへ。














<地底湖 キタ━(゚∀゚)━!!!!!

<黄金の間>
キタ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(゚∀゚)゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*!!!!!



圧倒的な美しさと、探険のガイドさんでもあり「島まるごとミュージアム まるごと館」というビジターセンターの副館長である東さんの面白い話に大満足で探険は終了し、その後は自転車で島を散策。

そして大東にきたもう一つの大イベント、インガンダルマを食べたい!
この辺りで良く釣れる深海魚で脂がのっていて、トロより美味いという噂。
しかしながらこのインガンダルマの脂肪は、人間には消化不可能で肛門からそのまま脂分が垂れ流しになってしまうというものらしく、現在は法律で販売禁止の代物。
しかしながらこの大東ではおおっぴらではないにせよ、その刺身が食べられるという。
昔は島の人もよく食べたようで、みんな教室のイスが脂でぴっかぴかに光っていたたらしい。
今でもその美味しさからオムツをしてでも食べる人が、いるとかいないとか。
さっそく地元の居酒屋に潜入、それなりに食っちゃ飲みし、店の女将さんと親睦を図る。

<こちらも島の名産、ナワキリのバター焼き。これも脂がのっていてすこぶる旨し。裏メニューのピザまで他のお客さんにおごってもらう。やっぱおれ初めて会った人におごってもらう才能あるわ。>


そろそろいいかとインガンダルマの刺身は出してもらえないかと頼んでみる。



<インガンダルマ キタ━━゚+.ヽ(≧▽≦)ノ.+゚━━ ッ !





来た事は来たのですが、残念ながら今はフライしか無いとの事。残念・・・。
いや普通に凄く美味しかったんですけど。臭みもなく。
刺身で3〜5切れ以上食べると漏れ出すと言うがフライではどうなのか。
一晩経つと結果とグリース状のそれが出るらしい。
明日が楽しみだ。

<斜めに育って実をつけたパパイヤ。別にまっすぐに育たなくたっていいじゃないか。>






<暮れ行く南大東の街>


1 件のコメント:

胡座人 さんのコメント...

動画汚ねえなあ。10MBじゃきつい。